訪問日:2024/01/15
大阪天満宮を目指して大通りを歩いている時、Googleマップ上で造幣局と博物館が近いことを発見した。「そういえば、大阪にある造幣局の桜が綺麗だということを聞いたことがあったな。」極薄の知識でも私にとっては造幣博物館に導かれる重要な手がかりである。 はじめは、未開花の桜並木を桜の開花を想像しながら眺めるだけと思案していただけであったが、博物館の見学が無料ということで、博物館にも足を伸ばすことにした。
博物館の展示、わかりやすくて面白い。2階から展示がスタート。適当に展示を見ていたら映像解説が始まった。映像だと頭に残る。残念ながら文章の読解力が欠乏していることの表れだが、そこは認めよう。
「近現代の貨幣が作られた原因は、江戸時代の貨幣に限界が来たからである。賃金の海外流出、粗悪銭の製造によるインフレ…。ちょうどそこに、香港造幣局から譲り受けた英国の機械を使って造幣しようと 日本国内で動き出す。そうして創設された造幣局では、外国人技術者から技術を学び、また日本の技術者の功績も相まって精巧な貨幣を今日まで作り続けた。」枯渇していた脳に、情報が注がれる。
展示されているのは過去に使われていた機械。使い方は理解できないが複雑であることはわかる。
続いて、500円玉の製造過程を映像で学ぶ。500円玉が金属板から円状にくり抜かれ、複雑かつ精巧な模様が作られる。段階ごとに、途中までできた500円玉のもとが実写版4コマ漫画のごとく展示されていた。500円玉はドーナツ状の輪っかと中心にはめ込む小さな円盤の2つから成り立っているのか。
造幣局が作っている、あるいは作った他の展示物も見る。オリンピックのメダル、勲章や国民栄誉賞の贈答品も並べられていた。
階段を上り、3階へ行く。貨幣の歴史が出土品とともに展示。政治体制の確立された古代、中世の日本から長きにわたり何らかの形で様々な貨幣が作られ、使われてきた。しかし、共通するのはいずれの時代も現金がほぼ唯一お金としての機能を持つものであった。ところが、時代はいつの間にか支払い方法が多様化している。これに対し、造幣博物館にはやはり国家に認められた貨幣を作るプライドがあるのか、「キャッシュレス」に関する歴史の解説はなかった。
再び外に出る。造幣局は川のほとりに位置している。その川に沿った桜並木が、春に花を咲かせ、虫や人間を寄せ付ける名所なのだそうだ。今は…と言うと、ここはカラスの溜まり場となっていた。
工場見学なら予約が必要です。ネットや電話でもできます。
駅から結構歩くので、バスなら目の前にバス停あるから、子連れや年配の方はバスおすすめです。駐車場ありません。
硬貨を作っているので、出入りは厳重に管理されています。身分証明書を忘れずに持っていてください。
博物館には、色んな記念貨幣が展示していて、オリンピックの金メダルもあり、結構面白いと思います。
売店には、記念貨幣や貨幣せんべい、貨幣ハガキが売ってます。貨幣せんべいはお金の形に印刷して、家族には良いお土産かもしれません。
造幣局の見学の後にここの博物館で自由解散になりましたので、続いて見学しました。
造幣局では現在の日本の硬貨だけではなく日本で開催されるオリンピックのメダルや宝冠章なども作られており、真近で貴重なものを沢山見ることができますよ。
ひと月ほど前に予約を済ませて見学してきました。
90分程のコースとなります。
守衛さんのいらっしゃる受付で、身分証の提示のあと、工場見学と博物館見学になります。
工場見学は、お話し上手な女性職員さんが、映像を見ながら、20名ほどの見学者を飽きさせることなく、興味を持って見学出来るポイントを教えて下さいます。
移動の最中にも、造幣局の通り抜けの話しや、ガス灯の説明もあり、少し雑草の生えた場所では、蚊にさされながらも、丁寧に案内して下さいました。
工場内では、職員さんを見かけることなく、
また、100人程いらっしゃるはずの勲章などを作っていらっしゃる職人さんのお部屋は、見学出来ないようになっていて、それが残念でした。
博物館では、金貨、勲章、映像など色々見せていただき、楽しい時間でした。子供は飽きるかも知れません…
施設内にはコインロッカー(無料)あります。
私の滞在時間は、150分程。
工場見学は予約制になりますが、
博物館は、無料で予約なしでも入れるようです。
春の名物、桜の通り抜け時に通過。桜の通り抜けは事前予約必要。土日は埋まりやすいので早めの予約が必須。webでEメールを登録してからの本予約と少し手間が掛かる。時期が早いと花が咲いてなく枝ばかり見ることになる。期間の真ん中くらいがいいかも。並走する桜之宮公園の方が早くに花が開く。
たくさんの桜の種類が見られるのは桜の通り抜けのいいところ。