奈良にある仏教寺院です。東大寺に対して西大寺です。立派な伽藍があり見ごたえがありました。各お堂には重要文化財の仏像が展示してありました。本堂には本尊の釈迦如来立像、文殊菩薩騎獅像及び四侍者像、弥勒菩薩坐像、四王堂には本尊の十一面観音立像、四天王立像及び邪鬼、愛染堂には愛染明王坐像(御前立ち像)、本尊の秘仏愛染明王坐像、興正菩薩寿像(国宝)などがおられました。又、特別公開中の聚宝館には四仏像、吉祥天立像、大黒天立像、行基菩薩坐像などが展示されていました。奈良時代には東西両塔が建てられていましたが焼失し、今は東塔跡があります。又、この寺は年に数回行われる、大茶盛式でも知られています。
真言律宗の総本山。奈良には神仏分離の時代の影響か、南山城方面も含めて真言律宗のお寺は多いように感じます。
こんな大寺でありながら、なぜか観光の匂いの少ないお寺です。
称徳天皇の勅願により建立されたとのこともあってか、称徳天皇と近い関係にあった道鏡の坐像が安置されていました。私たちが日本史を学校で学んだころは、道鏡は悪僧として有名で、悪僧として学んだためか、ものすごく違和感を感じました。今は研究が進んで違う解釈がされているのでしょうか。
素晴らしい仏像に出会えるお寺であることは間違いありません。
2025.05.05 参拝をさせていただきました。
三堂(本堂・四王堂・愛染堂)を拝観する際は、共通拝観料が必要となります。
人が混み合うことなく、ゆっくりと落ち着いてみることができますし、各仏像も間近でみることもできました。
2025.6.25「奈良・西ノ京ロータスロード」のイベント中に、ハスの写真を撮りに行きました。
ハスは午前中に行かないと咲いてないそうですが、15時過ぎに着いたので、確かにつぼみになってました!
鉢に咲くハスなので、期間中は午前中であればいつ行っても咲いていると思いますが、ハスの数は喜光寺や薬師寺に比べると少ないです。
勝寶山四王院西大寺(旧称 秋篠山四天院西大寺)真言律宗総本山 創建 天平神護元年765年 孝謙上皇の勅願により常騰が開山。本尊は釈迦如来である。創建の経緯は、絵見押勝の乱が勃発し、時の称徳天皇が鎮護のため、金銅四天王像建立を發願し、翌年鋳造し祀ったのが始まりである。当初の寺域は31ヘクタールにも及ぶ広大なもので、東大寺と対になるほど繁栄したが、都が移転し、次第に寂れた。鎌倉時代になり、中興の祖であり真言律宗創始者の叡尊により伽藍が復興されたが、その後戦火で焼けるなどがあったものの、真言律宗総本山として現代に至る。入山は無料だが、800円の拝観券を求めれば、本堂、愛染堂、四王堂が拝観でき、古刹ゆえの見所も多く、その値打ちもあると思う。西大寺と言えば年3回行われる大茶盛が有名で毎回テレビニュースで放映される。交通の便もとても良く、近鉄西大寺駅から歩いて3分、寺経営駐車場も寺に隣接するほか民間の駐車場もある。