屋久島国立公園

自然の豊かさもさることながら、その異様な雰囲気に驚かされると思います。 これだけ山奥にありながら、かつて人の営みがあったという遺跡の数々。 自然豊かでありながら、まるで生き物の息吹を感じさせない静けさ。 そしてこれだけ豊かな緑の大地が、弱者の生存を許さない過酷さの中に成立しているという現実。 と、まあこんなふうに書きましたが、縄文杉だけが見どころではない、屋久島の不思議さに感銘を受けた次第です。 是非、一度は行かれるのをオススメします。

ツアーはホテル前に朝4時過ぎ集合で、トレッキング初心者向けの荒川登山道を体験しました。 最初は枕木の道を進んで途中から木板が敷いてある上を進んで、片道11km、高低差700mのコースです。　荒川登山口がスタート地点で標高600mで縄文杉は1,300m。 8.5kmぐらいはトロッコ道で、残りの山道にも木板の階段が作ってあるところが多いから初心者向けということになっているものの、普段登山やトレッキングをしない人にとって往復22kmの山道は十分にきついので十分な装備と時間の余裕をもって臨むことが重要です。

3月上旬の6:00から荒川登山口からトロッコ道で縄文杉を目指すコースをスタートしましたが、日の出まで周囲は真っ暗でヘッドライト必須です。気温もかなり低かったです。川の上を渡るトロッコ道は早朝は川の水しぶきが凍ってるのでとても滑りやすいです。気を付けてください。 途中にあるバイオトイレは意外なほど清潔です。10時までにここに到着してくださいという看板付近のトイレは水を循環させるタイプのため汚いという噂です。ここ以降は携帯トイレを使用するタイプのものしかありません。 トロッコ道のハートのくり抜きは荒川登山口～小杉谷の間にありました。詳しく書くと登山口側のトンネル抜けてから1つ目の無名の枯れかけた縄文杉のあいだ辺りだったと思います。早朝スタートだと暗くてまず気付きません。人も多いので、帰りにゆっくり見るのがおすすめです。 ウィルソン株のハート型はお堂の反対側に立って上を見上げるとハートになります。（木の中に入って少し右に移動して上を見ます）

大自然の中、縄文杉を目指して登山します。 縄文杉に出会えた感動は生涯忘れません。

小雨でしたが、コケが生き生きしてました。 遊歩道が整備されていて歩きやすかったです。 子供からお年寄りまで楽しめます。