江戸時代の名残を色濃く残す大名庭園です。その誕生は元禄期にさかのぼり、徳川綱吉の側用人であった柳沢吉保が築いたもの。彼は和歌や詩に造詣が深く、六義園にはその美学が見事に投影されています。この庭園は特に美しい景観で知られる「回遊式築山泉水庭園」として、国の特別名勝にも指定されています。
六義園の最大の特徴は、和歌の世界観を体現していること。その名の由来である「六義(りくぎ)」は、中国の古典詩に基づく六つのテーマを指します。吉保はこの庭園を訪れる人々が詩を詠むように、自然の景色を楽しんでほしいと願ったのかもしれません。
庭園内を歩いてみると、その意図がよく伝わってきます。六義園は"回遊式庭園"の形をとっており、小道をたどるごとに風景が移り変わります。人工の丘や池が巧みに配置された"築山泉水庭園"の構造により、四季折々の変化が際立つのです。
春には、見事なしだれ桜が庭園全体を薄紅色に染め上げます。その景色はまるで、桜の花びらが舞い散る詩の一節のようです。夏になると、緑が生い茂り、水辺の涼しさが訪れる人を癒します。秋には紅葉が美しく庭を彩り、朱や橙の葉が水面に映り込む様子は、まさに絵画のような美しさ。そして冬、雪に覆われた庭園には静寂が訪れ、凛とした佇まいが日本の冬の情緒を感じさせます。
六義園は、都会の喧騒を忘れさせてくれる特別な場所です。歩を進めるごとに、季節の彩りと共に心が和らぎ、過去と現在が溶け合う不思議な感覚に包まれるでしょう。この庭園が長きにわたり愛されてきた理由は、きっとその時空を超えた美しさにあるのです。
12月らしい空気の澄んた青空のもと、 紅葉を楽しみに訪れた。
素晴らしく美しい赤く染まった紅葉が手入れの行き届いた日本庭園を彩っている。 ほんと、世界に誇れる「日本の美」。外国からの旅行者がこぞってこの時期の日本を訪れるはずだ。
六義園は五代将軍綱吉の信望厚かった柳澤吉保が元禄15年に築園した和歌の趣味を基調とする「回遊式築山泉水」の大名庭園。江戸時代の庭園の代表的なもので、明治になってから三菱創始者の岩崎彌太郎の別邸となり、整備が進められた。1938年に東京市(都)に寄贈され、後1953年に国の特別名勝に指定されている貴重な文化財である。
JR.地下鉄の駒込駅から徒歩約10分。都心にあって、これだけ見事な庭園を堪能できるのはこの上ない楽しみだ。
春には内庭大門の広場のシダレザクラがまぁ見事だ。
新緑の時期のまぶしいばかりの緑、深秋の紅葉の見事さ。
庭園を眺めながらいただく抹茶の味は格別です。心の洗濯にぜひどうぞ。
紅葉が観たくて訪れました
思った以上に草や木に森に癒されました
一度は都心のオアシスをのぞいてみて下さい。日々時間に追われた生活からホッと一息付くのにはもってこいのスポットでした
お池の周りはとてもキレイでした
とてもオススメします!
ゆっくりサラッと観て回っても1時間くらい。じっくり観て、写真など撮りながら色んな方向に寄り道しながら回っても2時間あれば十分に回れると思います
この時期、寒くて🚻トイレが近くなりますが、数ヶ所に🚻トイレが設置されていますので安心です
是非一度赴かれてみては ^^
六義園(りくぎえん)
2024/12/08訪問
六義園(りくぎえん)は、東京都文京区本駒込六丁目にある都立庭園で、「回遊式築山泉水庭園」の日本庭園(大名庭園)です。
国の特別名勝に指定されています。
開演時間:9時~17時(入園は16時30分)
休園日:(12/29~1/1)
無料公開日:みどりの日(5/4)と都民の日(10/1)
紅葉シーズンも終盤でしたが、多くの見学者が訪れていました。
外国からの観光客が多かったです。
駐車場はありませんので、公共交通機関の利用がおすすめです。
六義園の見どころは、庭園入口近くにある3月末に満開を迎える大きなしだれ桜、春から夏頃にかけ園内は華が咲き誇り色彩豊かな景色を楽しめる。この枝垂桜の満開期と紅葉の最盛期にはライトアップがされる。秋は紅葉、春は桜と、四季折々の変化を楽しめ、冬場は雪に備えた雪吊りと変化を楽しめます。
四季を通じて色々な楽しみ方が出来そうです。
一部、Wikipediaから引用しました。
都立庭園紅葉めぐりスタンプラリーで訪問しました。都立庭園の中でも広大な約87h㍍の面積、東京ドーム2つ分です。駒込駅から直ぐの入口・染井門が便利。江戸時代、川越藩主の柳沢吉保が7年かけて和歌や中国古典の景勝地を「別荘庭園」として造園したのがはじまりだそうです。
ここは山?と錯覚するほど都内の外界から遮断されて熊笹の道が迷路のようにあります。
大池を藤代峠から見渡すと広大さがヨリわかります。
2024年11月22日〜12月4日は18時よりもみじのライトアップ、また春にも枝垂れ桜のライトアップがあり季節ごと楽しめます。
旧古河庭園と六義園を巡るならお得なチケット「園結び」は50円お得です。
六義園、外国の方が大勢いらっしゃいます。私個人的にはバラの洋館・日本庭園のある旧古河庭園の方がおすすめ。(スミマセン)