飛騨国分寺

高山駅からも遠くない、けれども静かなエリア。 三重塔と大銀杏を目印に迷うこと無く着くことが出来ました。 大銀杏は推定800年の樹齢だそうです。葉が色づく頃に是非見てみたい立派な立ち姿です。 ここに建ってる建造物は全て文化財、しかも納められる仏像の数々に至るまで文化財だそうで、もう一度来てみたいリストに加わりました。

家族が高山ラーメンを楽しんでいるあいだに、ひとり足を延ばして飛騨国分寺を訪れました。 境内は広大ではないものの、思わず足を止めてしまうような大イチョウの圧倒的な存在感と、本堂・三重塔のたたずまいからは、静かな歴史のながれを感じます。 この国分寺は、奈良時代に行基によって創建されたと伝えられていて、かつては七重塔が建てられていたのだとか。国分寺建立の詔には「七重塔あるいは三重塔を建て...」と記されており、それを実際に実現できたのは、当時の飛騨にそれだけの技術力や国力があったんだなと想像しました。 案内によると、現在も残る七重塔の心礎（塔の中心を支えた礎石）の規模から、飛騨匠の技術の高さがうかがえるとのこと。さすがに飛騨匠のつくった建造物は何も残っていないようですが、本堂には「飛騨匠の祖」とされる藤原宗安の像が安置されているそうです。 これまでの歴史の中で、何度か焼失・倒壊の憂き目にもあっているようです。例えば、豊臣秀吉が松倉城を攻略する際、家臣・金森長近の手によって五重塔が焼かれてしまったものの、その後、金森氏が飛騨を治めることになり、高山城の築城とともに国分寺の復興が進められ、江戸初期に三重塔が建てられたとのこと。時代とともに、七→五→三と塔の規格が変わっていったんだなと気づきました。

241103 飛騨高山飛騨古川ツアーで行きました。三重塔かっこいいです。ありがとうございました。車停めていいらしいですが停めづらい（入って大丈夫？停めて大丈夫？な感じ）と思いました。

国の重要文化財の本堂（室町時代～桃山時代の再建）、県の重要文化財の三重塔（江戸時代再建）など、歴史ある建物があります。双方とも飛騨の匠により古くから修理・維持されてきており、今も美しく趣ある姿を見ることができます。 また、奈良時代の塔の礎と推定される石もあり、国指定史跡とされています。 この地が古くから飛騨地方の中心だったことを示す貴重な史跡です。

2024年10月９日に訪れました。 10年ぶりの訪れに、あのイチョウも健在で、より大きくなった？気がする。 拝観もできるが、以前仏像群を見ていて、今日は秋の高山祭りということで境内の雰囲気を楽しむ。 御朱印はいただけるということで、10年前は拝受できなかったけど、医王殿と聖観音を直書きしてもらい感謝申し上げるのでありました～