上野から北へ30分行くと、混雑は和らぎ、切符の値段も下がる。埼玉は、東京の人が、ピンクの芝桜に覆われた丘の斜面や、実物の列車が100両もある博物館や、幼児を20分ほど見失えるほど広い公園を求めて訪れる場所だ。また、多くの東京の人が実際に暮らしている場所でもあり、だからこそここはほとんど観光客向けに作られていない。
埼玉は東京のすぐ北に位置し、中心部から約30キロ、電車で30分。主な見どころは、鉄道博物館、ムーミンバレーパーク、羊山公園の芝桜、そして秩父の山々だ。中央区の東京で同等の一日を過ごすより、子ども連れならほぼすべてが行きやすく、費用もほとんどが安い。

さいたま市は東京の中心部からおよそ30キロで、上野から大宮までJR高崎線または京浜東北線で30分、料金は約500円から600円。電車はひっきりなしに運行している。
県は市よりも広く、遠い端のほうが重要だ。西側の山地にある秩父へは、池袋から西武線で80〜100分。ムーミンバレーパークのある飯能へは、同じ路線で約50分。埼玉で東京の中心部から2時間を超える場所はない。
東京に直接接しているため、埼玉への日帰り旅行に早起きや鉄道パスは必要なく、それが小さな子ども連れでも成り立つ理由だ。
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鉄道博物館 は大宮にあり、県内で最高の単独観光スポットであり、どこでも屈指の鉄道博物館のひとつだ。
メインホールには、明治時代の蒸気機関車から引退した新幹線まで、約40両の実物車両が並び、その間を歩き回ったり、多くに乗り込んだりできるよう配置されている。上階には、実物の新幹線運転台を含む動くシミュレーターや、定時イベントを行う巨大な鉄道ジオラマがある。
入場料: 大人1,600円、学生600円、3歳以上の子ども300円
アクセス: 大宮からニューシャトルで鉄道博物館駅、徒歩約1分
所要時間: 3〜4時間、鉄道好きの子どもがいるならもっと長く
シミュレーターの枠と蒸気機関車の転車台実演は時間割で運行されているので、到着したら案内板を確認し、それに合わせて計画しよう。

飯能のムーミンバレーパークは、フィンランドのムーミン物語をテーマに丘陵の湖畔に造られており、想像以上に素晴らしい。3階建てのムーミン屋敷が中心で、ジップライン、屋外遊び場、定期的なライブパフォーマンスもある。
入場料は大人3,400円、小学生以下2,000円。隣接するメッツァビレッジは入場無料で、湖やショップ、カフェがあり、パークのチケットがなくても半日過ごすには十分だ。
池袋から飯能までは約50分、その後バス。西武は入場券と交通パスをセットで販売しており、別々に買うより安くなる。

羊山公園 秩父では、約4万平方メートルにピンク、白、紫の帯状に植えられた芝桜の丘があり、背後には武甲山がそびえています。見頃は4月中旬から5月上旬で、祭りの期間中は少額の入園料がかかり、週末は本当に混雑します。
秩父そのものは、その公園だけでは語り尽くせません。12月の夜祭がユネスコ無形文化遺産に登録されている山の町で、34の寺院を巡る巡礼路や渓谷の景観もあります。 秩父ジオパーク は、この地域を科学的に興味深いものにした化石層を含む地質を記録しています。
秩父ミューズパークは、町の上の台地にあり、サイクリングコース、長い滑り台、野外ステージがあり、列車の旅のあとに子どもを遊ばせるのに良い場所です。
埼玉が東京に対して本当に優れているのは、空間の広さです。

武蔵丘陵森林公園 は、約300ヘクタールの林と草地を有する、日本初の国営公園です。サイクリングコース、大型トランポリン広場、季節ごとの花の植栽があります。 公園の背景 では、その成り立ちが説明されています。

埼玉県こども動物自然公園 は東松山市にあり、真剣な動物学のためというより、小さな子ども向けに作られています。カピバラやキリン、広いふれあいエリアなどの動物がおり、木々に囲まれて歩きやすい敷地です。

上尾丸山公園 には池、小さな動物園、そして東京ほど混雑せずに4月上旬に見事な花を咲かせる桜の木があります。

与野公園 はバラで知られ、約180品種が園内に植えられています。
バラまつり は5月と秋に開催され、入場は無料です。 所沢

市内には、日本初の飛行場跡地にある航空博物館と、近くの西武ドームもあります。
熱気球

埼玉平野は平坦で開けており、朝の空気が安定しているため、東京近郊でも有数のバルーン体験に適した場所のひとつです。係留フライトは祭りで実施され、一部の運航会社は北埼玉エリアから自由飛行も行っており、通常は空気が最も穏やかな秋から春にかけて夜明けごろに飛びます。

埼玉スタジアム2002 は、日本最大のサッカー専用スタジアムで、2002年ワールドカップのために建設され、浦和レッズの本拠地です。浦和は日本サッカーで最も大きな声援を誇り、スポーツに特に興味がない人でも、ここでのリーグ戦は本物の体験になります。チケットはヨーロッパ基準では安く、購入も簡単です。
埼玉の名物はそば、特に秩父や西部の丘陵地帯のもので、気候がそばの栽培に適しています。きちんとした店で冷たいそばをつゆで食べると800円から1,200円ほどで、駅の立ち食いそばよりかなりおいしいです。
川越は県南部にある江戸の蔵の町で、アイスクリームやビールを含め、考えうるあらゆる形のさつまいも料理があります。西部の狭山は、日本で最もよく知られる三大産地のひとつである緑茶の産地で、いくつかの農園では試飲も行っています。
大宮は駅周辺にラーメン店と居酒屋が密集しており、観光客より通勤客向けなので、価格も良心的です。
家族連れなら、はい。しかも、東京中心部で2日過ごすよりこちらを選ぶことも多いでしょう。見どころは点在していますが、それぞれが東京の同等施設より安く、静かで、体力的にも楽です。
一人旅で短い初回の旅行なら、おそらくそうではありません。特に鉄道博物館か秩父に行きたいのでなければ。埼玉には絶対に外せない名所がひとつもないのですが、まさにそれが混雑しない理由でもあります。
有名なものは、そば、鉄道博物館、浦和レッズ、秩父の山々、そして、どれほど目立たないかをネタにした長寿コメディの舞台であることです。地元の人々はそれを少し誇りをもって受け入れています。
ひとつ軸を決めて、それを中心に組み立てましょう。鉄道博物館と大宮盆栽村を合わせれば、市内で丸1日楽しめます。秩父はそれだけで1日必要です。ムーミンバレーパークとメッツァビレッジは、小さな子ども連れならゆったり1日過ごせます。
行けるなら平日に行きましょう。埼玉の観光地は週末になると東京の家族連れで大変混雑し、待ち時間の差がかなり大きいです。
花の見ごろについては、春に他の見どころへ行くならこちらの 日本の静かな桜庭園 をご覧ください。
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